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役に立つ不動産の知識〜入居のしおり〜

入居から退去まで

☆契約書は大切に保管

賃貸借契約書には、借主(あなた)と貸主(大家さん)が交わした約束ごとや住居で生活するに際してのルールが書かれています。
特にペットの飼育やピアノ等の使用など制限されている場合がありますので入居前には、もう一度『賃貸借契約書』の内容をよく確認し約束ごとやルールに即した生活をするようお願いします。
また、『賃貸借契約書』は、あなたがその住居に住むことを証明する書類です。契約の際に受領した『重要事項説明書』等と一緒に大切に保管してください。

☆転出・転入手続きは計画的に

引越しをする場合は、現住所から新住所への住民票の移転など様々な手続きが必要になります。各種の手続きは、時間の余裕を持って計画的に行いましょう。

☆電気・ガス・水道の利用手続き

あなたが新居で電気・ガス・水道を利用する際は、下記の要領に従って行なって下さい。
特にガスを使用するための『開栓』は、必ず本人(あなた)の立ち会いが必要となります。
なお、ガス器具には『都市ガス用』と『プロパンガス用』の二種類があります。住居に供給されているガスにあった器具を使ってください。異なる種類の器具を使用することはできません。(ガス器具の種類等、詳しくはガス会社におたずねください。)

(1)電気
通常、戸内のブレーカーを入れれば、電気は使用できます。備付けの連絡ハガキや電話で利用開始日を電力会社にお知らせください。
(2)水道
通常、戸外の水道の元栓を開けば、水道は利用できます。利用開始日を水道局の営業所にお知らせください。
(3)ガス
ガスの『開栓』には本人の立ち会いが必要です。入居前にガス会社に連絡し、入居時に利用できるように手続きをしてください。

☆ご近所や地域社会との関係作りを

入居のときから、新たな共同生活が始まります。
新しい環境の中で『快適な生活』をおくるためには、居住者相互の良好なコミュニケーションが必要です。
引越しの際には、めんどうがらずに上下左右の部屋の人にご挨拶をしてみてはいかがでしょうか。
また、地域の町内会や自治会は、地域の情報、環境美化、防犯、災害対策などであなたの生活を支えます。
ご近所や地域社会との関係づくりは、あなたの生活の第一歩です。

☆部屋と設備は大切に

住居と設備は大切に扱ってください。乱暴な使い方や誤った使い方をすると壊れたり、不具合を起こすことがあります。
なお、入居直後に設備等の不具合を発見した場合や、雨漏り・漏水、その他設備に不具合が生じた場合は、応急処置をした上で、すぐに窓口の業者まで連絡してください。

☆カギの取り扱いとお願い

あなたの住宅のカギは、あなたの生命・財産を保護し、プライバシーを守ってくれる大切なものです。
カギを紛失したり、盗難にあった場合には、ただちに窓口の業者に連絡してください。
また、カギに住戸番号や名前を書いた札をつけることは、紛失した時に危険ですからおやめください。

☆こんな時は連絡を

例えば下記のような賃貸借契約の内容に係わる事項の変更などがある場合は、窓口の業者にお知らせください。

(1)旅行や出張などで長期間お部屋を留守にする場合は、必ず窓口の業者に連絡してください。
(2)入居者の変更や増員は、契約の基本事項に関することですので、必ず連絡してください。

なお、契約上認められないケースもあります。(契約書を再確認してください。)

☆深夜・早朝の騒音に注意を

アパート・マンションなどの共同住宅では、ある程度の音は『生活音』として許容していただかなければなりません。しかし深夜・早朝の入浴や洗濯、掃除、テレビなどの音は『騒音』となりますので、十分注意してください。

(1)深夜の入浴やトイレの排水、洗濯機、ドアの開閉、階段の利用に注意してください。
(2)ステレオ、ラジオ、テレビ等を早朝または深夜に聞く場合は、音量をしぼるか、ヘッドホンを使用してください。
(3)ピアノ、ステレオ、ラジオ、テレビ等の音の出るものは壁から離して置きましょう。
(4)階下への音を和らげるために、イスやテーブル等の脚にゴムキャップをつけましょう。

☆ゴミ出しはルールに従って

ゴミは決められた場所に、定められた曜日・時間を守り、分類して出してください。

(1)可燃ゴミ、分別ゴミ、ビン・カン等、ゴミの分類の方法は地域によって異なります。ご近所の方や清掃局に確認してください。
(2)リサイクル回収や粗大ゴミについては、別のルールがある場合もあります。

☆排水口に油やゴミを流さないで

キッチンの排水口に油を流すと排水管の詰まりの原因となりますのでやめてください。
また、排水口のトラップ(ゴミ受け)が外れているとゴミが直接流れこみますので注意してください。
万一、拝水管が詰まったときは、すぐに窓口の業者に連絡してください。

☆共用部分に物を置かないで

アパート・マンションの出入口、廊下、階段などは『共有部分』と呼ばれ、他の入居者の方も使う場所です。
いつも清潔に保ち、ゴミや自転車、ポリバケツなど通行の妨げになるものを置かないよう心掛けてください 。

☆水漏れ事故は、素早い応急措置を

洗濯機の排水ホースが外れていたり、流し台から水が溢れるなどして、床に水が大量にこぼれた場合、すぐに水を止め、こぼれた水をタオルやシーツなどで吸い取ります。
なお、水漏れがひどく、階下まで水が達している恐れがある場合は、下記の手順で応急措置を行なってください。

(1)階下に居住している方がいる場合は、階下の居住者に連絡し、ぬれては困るものを移動してもらいます。(階下のお宅に被害を与えてしまったら、誠意をもって対応することが大切です。)
(2)階下の天井の照明器具がぬれた場合は、完全に乾くまで階下の居住者にブレーカーを落としていただき、状況がひどければ電気会社にも連絡します。
(3)窓口の業者に連絡します。

☆ガス臭い時は、すぐ窓を開けて

部屋の中がガス臭い場合は、次の手順で対処してください。

(1)窓や戸を開け換気し、ガスメーターの所の元栓を締めます。(LPガスなど空気より重い性質のものは、下にたまるので、床に近い窓を開け換気。都市ガスは、天井に近い窓を開け、うちわなどで仰ぎ出します。)
(2)火の使用禁止、換気扇や照明もつけてはいけません。
(3)ガス会社へ連絡します。
(4)自分の住居に異常がないのに臭う場合は、上下階、左右のお宅や窓口の業者に連絡します。

☆停電の時は、ブレーカーの点検を

停電時は、近所一帯が停電なのか、居住する建物全体が停電なのかあるいは、自分の住居だけが停電なのかを確認します。

(1)近所一帯が停電している場合は、しばらく様子をみて、回復しない場合は、電力会社に連絡します。
(2)居住する建物全体が停電している場合は、しばらく様子をみて回復しない場合は、窓口の業者に連絡します。
(3)自分の住居だけが停電の場合、ブレーカー・漏電遮断器が切れていないかを確認します。切れている場合は、使用中の電気器具のコンセントを抜いてからブレーカー・漏電遮断器のスイッチをいれます。
 電気器具を使用していないにもかかわらず、再び切れる場合は漏電の恐れがありますので、電力会社に連絡してください。

☆トイレが詰まったら水を流さない

水洗トイレが詰まったら絶対に水を流さないでください。便器から水があふれる恐れがありますので、下記の手順で応急措置を試みてください。
それでも詰まりがとれず、排水が逆流する場合は、窓口の業者や近くの修理工事店に連絡してください。

(1)便器の排水穴にラバーカップを密着させ、勢いよく押したり引いたり、数回繰り返すとたいていの場合は、「詰まり」が取れます。
(2)詰まりが取れたと感じたら(水位が下がったようであれば)、バケツの水を少しずつ流し、スムーズに流れるかどうか確かめましょう。
(3)水洗トイレには、詰まりの原因となりますので、トイレットペーパー以外は、絶対に流さないでください。

☆水道パッキンの交換方法

イラスト

水道の蛇口の水漏れは、パッキンのゴムが古くなり磨耗していることが主な原因です。下記に簡単なパッキンの取り替え方法を紹介します。あなたがご自分で、できない場合は、窓口の業者や近くの修理工場店に連絡してください。

(1)元栓(水道メーター側についている)を閉め、住居全体の水の供給を止めます。
(2)蛇口のハンドルを全開し、スパナかモンキーで水栓のハンドル下のネジをはずします。
(3)中をのぞくと『コマ』が入っていますので、ピンセットかヤットコで抜き出し、『コマ』に付属しているパッキン材を取り替えます。
(4)給水栓の上部を斜めに持ち、指先でコマが落ちないように押さえながらはめ込み、スパナでパッキンを押さえ締めつけます。
(5)水道の元栓をもとどおりに開けます。
※コマパッキンは金物店などで売っていますので、スペアを用意しておくと便利です。

☆災害時は、まず火の始末を

火事の時の対応は、次の通りです。
(1)落ちついて消火します。
(2)電気器具から火が出た場合はブレーカーを切り、火元に水をかけます。
(3)ガス関係の時はガス栓を閉め、火元に水をかけます。
(4)消火器による初期消火を行っても火が消えず、炎が天井にまわってしまった場合は、119番通報し、速やかに避難します。
(5)被害の増大を防ぐため、避難の際は、窓やドアはできるだけ閉めます。

地震の時の対応は、次の通りです。
(1)地震を感じたら、まず火の始末をしましょう。最初は軽い揺れでも、急に大きく揺れ出すこともあります。地震かな?と思ったらすぐに行動をしましょう。
(2)避難に備えて玄関のドアは開けておきます。ただし、すぐに外へ出ると落下物の危険があります。避難は揺れがおさまってからにしましょう。

☆更新手続きはまず連絡を

契約期間の終了が近づき、あなたがその後も継続して入居を希望する場合は、契約更新手続きが必要となります。
契約書の内容を確認して契約書に定められている期日までに、窓口の業者に連絡してください。

(1)窓口の業者から賃貸借契約期間の終了時期が近づいている旨の連絡があります。
(2)あなたは、契約更新を行いたいことを窓口の業者に連絡してください。
(3)窓口の業者があなたと貸主の新たな賃貸条件の改定手続きを行います。
(4)新たな契約書の締結や差額家賃などの支払いなどで更新手続きは完了です。

☆退去の手続きは、早めに連絡を

あなたが契約期間の終了や事情によって退去する場合は、契約書の内容に従って解約手続きを行ってください。
退去・解約手続きの流れは下記のようになっていますが、退去が決まったら早めに窓口の業者に連絡し、具体的な手続方法を確認してください。

(1)書面で解約の申し入れをして、退去の予定日を窓口の業者に連絡してください。
(2)窓口の業者が、あなたの立ち会いのもと、お部屋の確認、点検を行います。
(3)精算手続きを行います。

☆退去の際の清掃などのお願い

  • 清掃と荷物の搬出
    解約が決まり、退去する際には、部屋の清掃や荷物の置き忘れに注意してください。
  • 公共料金などの精算
    電気・水道・ガス会社との使用料金の精算は、必ず退去日までに行ってください。
  • ご近所の方へ
    引越しに際しては、ご近所方に一声かけて、迷惑とならないようにお願いします。

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